出張報告3 西表島編 後編 [in 離島]
前回のあらすじ
絶海の秘境、西表島に向かうべく、周囲の制止を振り切り、いつ沈むとも知れない小型船に乗り込み、
艱難辛苦を乗り越え、奇跡的に西表島に到着したのであった(ウソばっかり)
さて、本題。
西表島編、後編です。
西表島で有名なもの、といえばやっぱイリオモテヤマネコでしょう。
今回、偶然にもドライブの途中にイリオモテヤマネコと遭遇しました。
実は道の途中で遭遇した、なんてのは全くのウソで、
この西表野生生物保護センターで、世界で唯一1匹だけ飼育されてるヤツでした。
でも、直接見ることは出来ず、テレビのモニター越しでしか見れないんです。
最初の写真はモニターを写したものでした。
まぁはっきり言って普通のネコと何も変わらないじゃん、というのが印象でしたが(笑)
イリオモテヤマネコは夜行性で昼間に出会うことはまずないそうです。
夜、獲物を捕るために道を歩いているネコが、ドライブ中の車にはねられ、
毎年何頭かが命を落としているため、島の道路のあちこちにこのような標識が立ってます。
こんなのとかも。
普通はスピード注意とかカーブ注意、って書いてあるのにね。
何せ、このヤマネコは西表島にしか生息せず、しかも島内の生息数が100等ほどしかいない希少種で、
レッドデータブックに記載されてるそうです。
それでも、1975年に正式に新種と認められるまでは野良猫と同じ扱いだったそうですが(笑)
お次は、西表島の東にある小さい島、由布島(ゆぶじま)。
テレビの観光番組やCMで見たことある方が多いかと思いますが、
由布島へは橋が架かっておらず、水牛車に乗って島に渡ります。
先離島(さきりとうと読みます。西表、与那国、波照間等の総称です)に行くといつも思うんですけど、
流れてる時間が全く違うんですよね。
誰もあくせくせず、ゆったりと暮らしてる、ってのが肌で感じられます。
なお、由布島には植物園があり、入場料は往復の水牛車代込みで1300円、
植物園入場料のみだと500円です(水牛車だけの料金設定は無し)
橋もないのにどうやって渡るの?と思ったんですけど、島の間は浅くて、歩いて渡れるみたいです。
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地元の人なんでしょうけど、水牛車でゆったりと渡っている横をこうやって歩かれると、風情も何もあったもんじゃないですね(笑)
夏場のハイシーズンは観光客がバスで大勢押しかけ、水牛車でピストン輸送するんだそうです。
こっちも風情ないですねー
時間があればマリユドゥの滝を見に行きたかったんですけど、
車で30分くらい行ったところから観光船に乗って近くまで行き、
船着場から更に歩いて30分以上かかる、ってことで今回は断念しました。
ご参考までに、Wikipediaに載ってたマリユドゥの滝です。
このマリユドゥの滝は日本の滝100選に選ばれてるそうな。
ということで、西表島の紹介は中途半端のまま、これまで。
観光旅行で行ってるんじゃなく、(誰もそう思ってはないんでしょうけど)あくまで出張だし、しょうがないでしょう。
仕事が終わったのが2時過ぎ、帰りの船は3時過ぎだったんで、観光できる時間は実質1時間もなくてね。
やっぱ西表島はシーカヤックとかトレッキングで自然に親しむ、ってことをやらないと楽しさ半減ですね。
今度は金曜日に出張作って、土日に観光しようっと。