うちなーガイド その11 神の島、久高島 [うちなーガイド]
細々と続いているうちなーガイド、今回のガイドは久高島(くたかしま)です。
まぁ、カテで沖縄本島内の記事を「沖縄本島」と「うちなーガイド」に分けてますけど、内容にたいした差は無いです(笑)
宮古、八重山に属する離島ではなく、沖縄本島南部にある安座真(あざま)港から東に約5kmほどのところにある
周囲約8kmほどの細長くて小さい島です。
なぜそんな小さな島を、と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、ここ久高島は琉球王国最高の聖地なんです。
自分のこんなブログには似合わない場所ではありますが、せっかく行ってきたんでとりあえずご紹介、と。
安座真港から久高島までは高速艇で約15分ほど。
島にはタクシーやレンタカーはありませんので、島内の移動は徒歩、もしくはチャリとなります。
今回は1時間300円でチャリを借りました。新品で整備もしっかりしててパンクしてないヤツ。
島の最高地点は海抜17mしかないんで、チャリの移動が一番でしょうね。
ここ久高島は遥か昔、ニライカナイ(琉球王国の伝説で、遥か遠い東にある理想郷)から来た神様アマミキヨが最初に降り立った島、といわれており、
琉球王国最高の霊地である、クボー御嶽(うたき)があります。
右の看板に書いてある、神人(かみんちゅ)について
琉球の信仰における神職者の通称で、内地の神社における神主みたいなものかな?
なお、神人の中でも上位の人は祝女(ノロ)と呼ばれます。
ここ、クボー御嶽はかつては男子禁制の場所でしたが、現在は一般民間人は一切立ち入り禁止となってます。
←右の茶色い看板に立入禁止と書いてあります
一般人立ち入り禁止は内地の仏閣とかでもよくあることですが、そういう場所は壁とか塀とかで囲まれて勝手に入れなくしてますよね。
でも、ここは入り口に看板があるだけで柵もないし、警備員もいないし、誰も見てないんで入ろうと思えばいくらでも入れます。
「天知る、地知る、我知る、汝知る」の世界ですね(ん?ちょっと使い方が違うか?)
自分は霊感、というものは一切無いんですが、中に入るのは憚られました。
そういう雰囲気を感じさせるところでした。
島の最東端には、神様アマミキヨが白馬で降り立ったといわれているカベール岬があります。
なお、この日はあいにく時折雨のぱらつく曇り空でした。(沖縄に住んでるんだからこんな日に行かなくてもいいのにね)
ここカベール岬、おそらく晴れていればこんな感じでしょう。
なお、こちらはあくまでイメージであり、実際の風景を保証するものではありません(笑)
浜辺には終わりかけマニアにはたまらない、枯れかけた百合ハマユウがアリマシタ。
(emuzuさんより指摘受けました。emuzuさん、ありがとうございます。)
相変わらず水平線が傾いてます(笑)
あと、いくつか見どころがありましたけど、あまり面白くないんで割愛、と。(を~い、ガイドになってないぞー)
まぁ小さい島なので、それらを回っても自転車で3時間あれば十分かな、ってとこですね。
なお、島内には由緒ある建造物などがあるんですが、
それらの所在地を示す看板等はほとんどといっていいくらい、ありませんでした。
久高島としては、ここは観光地ではなく琉球王国の聖地、霊地であり、関係ない観光客にはあまり来て欲しくない、
というのが根底にあるのかもしれませんね。
最近テレビでパワースポットか、スピリチュアルなんちゃらとかが底の浅いブームになってるし。
まぁ、自分も人のことを言えた義理じゃないんですけどね(笑)