まるぼしの高級食材、食べてみました [in 沖縄本島]
別に「まぼろし」を「まるぼし」、とタイプミスをしたわけじゃありません。
沖縄名産のひとつ、丸干しの高級食材が今回のネタです。
前回の記事で前振りしましたが、何名かは分ってたけどあえて答えなかった方もいたようですね。
その高級食材、かつての琉球王国時代は皇帝しか食べられないほどのものだったそうです。
こちらが、その丸干しの高級食材を使った料理です。
材料は
・その高級食材
・てびち(豚足)
・昆布
・人参等、各種野菜
更に各種薬草
・フーチバー(よもぎ)
・イチョーバー(ういきょう)
・サクナ(長命草)
・ウッチン(うこん)
・クワンソウ(甘草)
・ナガデール(アキノノゲシ)
これらをかつおの出汁が効いたスープでコトコト煮込んで出来上がり♪
その高級食材、最初の写真には全く写ってないんで、取り出してみたのがこちら。
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忠告:細長いのが苦手な人はこの先はスルーしてくださいね。
話の本筋からそれますが、沖縄の定食屋に置いてある箸は
なぜか持つとこが赤いんです。
再度の忠告:まだ間に合います。苦手な人はスルーしましょう。
相変わらず勿体ぶってますけど、写真はこちらになります。
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直径2cm程度の円筒型で、周りには鱗が・・・・・・
これを見ればお分かりでしょう。その高級食材はイラブー(海ヘビ)なんです。
前回のクイズの正解は、このイラブーだったんですけど、正解者はいませんでした。
Wikipediaより
エラブウミヘビ(永良部海蛇、Laticauda semifasciata)
動物界脊索動物門爬虫綱有鱗目コブラ科(ウミヘビ科とする説もあり)エラブウミヘビ属に分類されるヘビ。
沖縄や奄美地方では「イラブー」と呼ばれて古くから食用に捕獲され、琉球料理の貴重な食材として珍重されていた。
ウナギやアナゴみたいに魚類じゃなく、れっきとした爬虫類なんですね。
市場辺りに行くと、干したのが売ってるんですが、今回、正解者のために買っておいたのはこちら
← 右下は500円玉です。
古代中国でも1000年以上前から珍重されてきた医食同源の高級食材なんだそうです。
イラブーにはDHAやEPA、DPA、オレイン酸にビタミンA・D、カルシウム、マグネシウムなど、
体の機能を高める成分が豊富に含まれているんだそうです。
そんなイラブーですが、前から一度食べたいと思ってたんですけど、食べられる店が那覇市内にほとんどないんですよね。
うちなーの先輩も全く知らなかったんですが、先日、那覇市内でふらっと寄った店でイラブーが置いてあった、
という情報をもらい、今回早速食べてきたんです。
イラブ汁ー、ま、はっきり言って大して美味いもんじゃなかったです.
・イラブー自体は長時間煮込んであるから皮も食べられますが、味は全てスープに溶けだしちゃって、出がらし状態(笑)
・スープは各種薬草が入ってるんで薬膳スープみたい。
まぁ確かに体には良さそうですが、あの1杯で2500円もしたし、もう食べることはないでしょう(笑)
以前、石垣島で食べたハブの方がよっぽど美味しかったな。
ハブの記事はこちら。気になる人はどうぞ。 → <http://r-month.blog.so-net.ne.jp/2008-12-26>
クイズは外れたけど、イラブーを食べてみたい、という人がおりましたら連絡ください。
おまけ
今回食べに行った店、沖縄料理をベースに他に色々な料理を提供してるんですけど、
行った時、他のテーブルの人は皆「バジル定食」っていうのを頼んでたんです。
イタリアン料理店じゃないのにバジルペーストを使った珍しい創作料理でも作ってるのかな?
と思ってメニュー表見たら
「馬汁定食」。
要は豚汁定食じゃなく、馬肉を使った馬汁定食でした。
おまけ2
前回の記事でめでたく100記事を達成しましたけど、総閲覧数も累計でちょうど100,000を超えました。
だから何?って言わないでね。
ということで、ではまた。